ミネラル不足と生活習慣病



 薬屋さんでよく「足のつる人」という看板を見かけます。薬屋さんに相談するとカルシウムとマグネシウムが入った錠剤を勧めてくれます。
 足がつって困っていた人がこの錠剤を飲むと、数日で足がつらなくなります。
 実はマグネシウムは骨の細胞に働きかけて、カルシウムの量を調節しています。マグネシウムが不足すると、骨にカルシウムが行き渡らなくなってしまいます。

 さらに体内にマグネシウムが不足すると、骨や歯に蓄積された分から放出されます。同時にマグネシウムの3倍以上のカルシウムも放出されてしまうので、その部分の骨がもろくなってしまいます。骨がもろくなる原因はカルシウム不足といわれていますが、カルシウムだけでなくマグネシウムの不足にも気をつける必要があります。
 足がつるという症状に対して、カルシウムとマグネシウムが入った錠剤を飲むと改善されるようになるのは、このふたつのミネラルの相乗作用のためです。

 足がつる状態をそのままほうっておくと、血管筋や心筋に影響を与えるようになり、狭心症や心筋梗塞の引き金にもなります。
 したがって足がつるといった症状が出た場合は、体全体がミネラル不足になっていると考えて、早めに対応策を考える必要があります。
 また、味覚障害が亜鉛不足によって引き起こされることは良く知られています。
 急に食べ物の味がわからなくなってしまうというのは、大変なショックです。もちろん、神経性の病気の場合もあるでしょうが、大部分の味覚障害は、亜鉛の錠剤を摂取することで、すぐに治ってしまいます。